本滝を見終わったので、両親には車で待ってもらい、上流の二の滝、三の滝を目指します。ルート図です。地形から見ると下流
側から登るのだろうとの検討で国道を下ります。少し迷ったけど民家の脇に道があり、民家の奥さんに声を掛けて登ります。お墓
を通り過ぎて、急傾斜対策と思われる擁壁の上を滝方向に歩くが、違う様です。お墓まで戻り、墓の上の方の空谷を登ります。こ
ちらもすぐに行き止まり、あきらめてお墓まで戻ると、民家のご主人が登って来られ道を教えてくれました。擁壁を少し進んだ附
近から斜め上に進むようです。かすかに獣道のような跡があり、古いロープもありました。ほとんど人は通っていないと思います。
本滝の上だろうとおもわれる場所を石を落とさないように慎重にトラバースします。滑ったら本滝の下まで落ちるかも知れません。
小尾根を越えると谷に向かって下ります。行く手を遮る灌木と絡みつくカズラが鬱陶しい。腰鉈を持ってくるんだった。ようやく
本滝上流です。ここまで２０分程かかりました。本滝の落ち口を撮影して、上流の二の滝に進みます。手前に小さな淵があるので、
全体が把握できません。二段滝の様です。上段が楽しい形です。水量が多ければ、もっと楽しい時間を過ごせたのでしょう。

　二の滝は右岸から巻くとのことですが、両岸とも切り立った岩壁でくじけそうです。取りあえず、右岸斜面に取り付き登ります。
斜面の上は切り立った岩壁です。岸壁沿いを上流に進むと、上の方にバンドがありそうです。登って見ましたが、回り込んだ地点
でバンドはありませんでした。次は少し下のバンドを進みます。きわどいけどどうにか上流へ抜けました。ほとんど手がかりがあ
りません。落ちたら二の滝の滝壺です。まもなく三の滝です。オーバーハングしたゴルジュの奥に落ちる滝です。水が落ちる部分
の岩が緑色でした。進むのに必死で、途中の写真はありません。帰りにバンドの上流側だけ撮影できました。
　二の滝、三の滝へは、距離こそ短いものの、とても危険性が高いです。挑戦されるときは、アウトドアに慣れた人、複数で挑戦
してください。また、ロープもあった方がいいと思います。