北山村　　　　　竹原谷

8:44出発。駐車位置から滝が見えている。ここから１００ｍ程の間は何本もの滝が落ちている。連瀑帯というかまるで 滝の巣のようだ。
駐車状況	長嶋の滝　本谷１段目
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まず１段目の滝を撮影。青い縁が美しい。暖かい時期だったら、水のラインを遡行してみたい。１段目を左側から巻き 上がる。
長嶋の滝　本谷１段目			巻きルート
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１段目を巻いて右の岩場に降りると、正面に直瀑が落ちていた。この辺りは、連続する岩盤がくり抜かれたゴルジュと なっている。この直瀑は３段目であった。
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右のゴルジュを覗き込むと小さな滝が流れていた。２段目とする。２段目の見下ろし写真を撮り、根っ子だらけの巻き 道を登る。
長嶋の滝　本谷２段目	３段目から上流を見る	山道
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そのまま右岸枝谷に入る。枝谷にも出合部分に３本の滝が落ちていた。この滝の巣の中では、枝谷の３段目が一番の落 差を持っている。
長嶋の滝　枝谷１段目と３段目		長嶋の滝　枝谷１段目		枝谷２段目と３段目
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小さな落差のモノを含めると、確認出来ただけで本谷５本、右岸枝谷３本の滝が落ちている。あと、本谷３段目と４段 目の間は、ナメ滝となっている。これらの滝をどう区別しようか・・・これらの滝のどれかは長嶋の滝という名称のよう だ。多分、本谷５段目の直瀑だろう。面倒なので、この滝の巣全体を長嶋の滝として紹介します。
枝谷２段目と３段目	長嶋の滝枝谷３段目
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１週間前の田岡谷で地形図を頼りに遡行したら、思わぬ滝達に出逢えた。ここでも２匹目のドジョウを狙って行動しま す。枝谷２段目の右岸側に山道が延びている。地形的に３段目を巻けそうだ。ぐるっと回り込んで、9:32落口のすぐ上に 抜けることが出来た。
長嶋の滝枝谷３段目		山道	巻き途中から	枝谷３段目落口
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少しの間右岸側の山道を進む。左に登る山道との分岐を直進すると、やがて道は谷に消えた。あとはゴーロ歩きです。 9:40落口から１０分足らずで２匹目のドジョウに出逢うことが出来た。
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長嶋の滝群は無視して、この滝を右岸枝谷Ｆ１とする。ただ想定していた場所では無い。もう少し上流に、もっと大き な滝があるはずだ。さぁ、Ｆ１をどう突破しよう。周囲を見回すと右岸は手が出ない。左岸の人工林を登ることにする。 滑りやすい斜面を１５分弱の悪戦苦闘で、10:03 小尾根のコルに到着。コル手前には虎ロープが残置されていた。
右岸枝谷Ｆ１				コルと虎ロープ
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コルで小休憩のあと、小尾根を登る。10:10 滝方向へトラバース開始。すぐに次の小尾根を下降することになる。この 小尾根は滝落口につながっていると思われる。適当な場所で右にそれ、カラ谷を横断、10:30 Ｆ１落ち口のすぐ上流で谷 に復帰できた。この大巻で４０分費やした。
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さて上流を見ると、長大な滝が見えます。ビンゴです・・・。右側にも滝らしきモノが・・・想定していた通りの２又 に落ちる滝です。10:34 左側の滝Ｆ２到着。優雅な曲線を描く滝です。下部は斜瀑で上部になるほど立っています。
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落差は８０ｍ程度でしょうか。私の知る限りでは北山村で一番大きな落差の滝だと思います。ここで軽く腹ごしらえ。 妻が作ってくれたおにぎりを食べます。焼塩鯖のさばき身が入ったおにぎりです。最近、塩鯖や白菜の漬け物、きんぴら など色んなモノを混ぜ込んだおにぎりが美味しいです。谷で食べるので、塩味を強くするのがミソですね。
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10:55 右又の滝Ｆ３に向かいます。分かれた谷の間の小尾根を登ります。数分で到着。こちらも４〜５０ｍの落差はあ りますが、水量は極端に少ないです。
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数分だけ撮影してすぐに引き返します。引き返す途中でＦ２を横から撮影。11:10 Ｆ１の落ち口を撮影。来たルートを 引き返します。
Ｆ３	Ｆ２		Ｆ１落口
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11:31 コルにて小休憩。11:42 谷に到着。11:49 長嶋の滝に戻る。朝と逆側から１，３段目を撮影。さらに本谷に進ん で、本谷４，５段目を撮影。本谷４，５段目はいい雰囲気です。
長嶋の滝右岸枝谷１，３段目		長嶋の滝本谷４，５段目
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さらに３段目と４段目の間の斜瀑も撮影・・・綺麗です。４段目の左を無理矢理登って５段目を撮影。多分５段目が、 長嶋の滝だと思います。
長嶋の滝本谷４，５段目		長嶋の滝本谷斜瀑		長嶋の滝本谷５段目
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長嶋の滝本谷５段目はそれなりの滝壺を持っています。さて山道は斜瀑部分の横から左岸に登っています。シダで判り づらい所もありますが、やがて横道となります。なかなか怖い箇所もあります。
長嶋の滝本谷５段目			シダの間の山道	ちょっと怖い
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12:17 枝谷に出会います。正面には道がありません。少し登った場所にピンクテープや残置ロープが見える。２０ｍほ ど下には本谷が見える。本谷に降りるかどうか悩ましい場所です。滝友の記録では山道を進んだようなので枝谷を登りま す。地形図ではこの谷の上流にも滝がありそうです。いっそ行きましょう。12:24 左岸枝谷Ｆ１。そして12:29 左岸枝谷 Ｆ２到着。この滝の落差も５０ｍを越えそうだが、水量は乏しいです。
枝谷	左岸枝谷Ｆ１	左岸枝谷Ｆ２
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枝谷を下る途中で、立派な木を撮影しました。樹皮がはげ落ちるこの木はイチイガシだと思います。以前、三重県南伊 勢町の押渕白滝でも見ました。
左岸枝谷Ｆ２	イチイガシの木
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12:41 道に戻り上流に向かいます。ここからは残置ロープを利用して登りますが、残置ロープはΦ６mm程度の細いモノ です。十分注意して下さい。登ったらトラバース道ですが、崩壊が進みとても危険です。なぜか道周辺の樹木が伐採され ているので、余計に怖かったです。小尾根を過ぎると突然道は無くなります。そのまま進行方向を少し左に進むと、やが て小尾根です。いつも小尾根を下っています。12:50 左岸枝谷Ｆ３の前に降り立ちました。12:53 本谷復帰、下流を見る とプチゴルジュになっています。やはり谷からの遡行は無理だったようです。
イチイガシの木	細い残置ロープ	左岸枝谷Ｆ３
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12:53 四王滝到着。水量の多い、シンプルな直瀑です。落差は４５ｍ、落差こそ右岸枝谷のＦ２に負けますが、風格水 量等、やはりこの谷の王様でしょう。
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滝前で２０分程撮影して戻ることにします。13:25 左岸枝谷通過、13:36 長嶋の滝本谷３段目の見下ろし写真撮影、駐 車場所には、13:40 帰り着きました。
四王滝				長嶋の滝本谷３段目
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本谷上流、標高３５０ｍ付近にも滝がありそうですが、行く方法が見つかりません。右岸枝谷を遡行したときに休憩し たコル付近からトラバースすることになるのかな・・・。