この氷瀑には３回来たけど、今回が一番雪深いです。道路も雪の下は氷でつるつるです。ちょっと足の状態が悪い鈴さんには無理っぽいので、車に残します。10:30 出発。出だしは道路横の崖に造られた怖い道を登ります。あとはダラダラとした登りで、谷方向に少し下ると10:49 滝が見えました。思ったより凍っている。落口が少し不完全だが、ほぼ全面凍結でしょう。

　蓮華さんにまともな氷瀑を見せることが出来てホッとしました。滝の左側を登ります。夏場は落水を中心に完全裏見できたのですが、スパイク長靴では段々きつくなります。あと少しで氷柱の裏側というところで諦めました。

　さて、行きはよいよい帰りは怖い・・・。これは滑るだろうと覚悟して足を進めると、案の定滑りました。止まらない止まらない、途中で体が横になり、落ちていた氷瀑のかけらで滝壺へのダイブは免れました。滑った後を見ると、雪の下は完全な氷の斜面、せめて１０本爪以上のアイゼンとアイスアックス、可能ならアイススクリューとロープが必要だったと反省です。それ以前に私ごときが登ってはダメな場所だったと思います。
　その後は谷を下流に向かい、途中から右岸の枝尾根を越えて木鉢洞（谷の名称）に降ります。そこには小さな滝、くりん滝が落ちていました。滝壺の手前部分が氷なのか雪なのか、シャーベット状でした。そのまま下流に向かい、妻が待つハスラーを横目に下流側から車道を戻りました。この車道が登り坂、雪の下はアイスバーン、滑る滑る・・・スパイク長靴の限界を感じました。１時間３０分ほど遊んだことになります。妻が待ちきれずに車から出たそうですが、ツルツルの路面が怖くてすぐに車に戻ったそうです。それが正解です。下手に動かれたら遭難です。

　私と同じように滑った蓮華さんのプチ滑落動画です。怪我も無く無事に帰れて良かったです。