林道を１．７ｋｍ程進むと、小さな「下木目の滝」の看板があります。ガードレール横から踏み跡を下ると、すぐに立派な横道
(古い木馬道？)があり、その下にピンクテープがありました。テープはそこまでで、あとは下流側に斜面を下ります。最後の斜面
は少し険しかったので。お助け紐を使いました。最近、紐やロープを使う場面が多くなっています。安全第一になったのか、危険
な場所が増えたのか・・・。

　きれいな斜瀑です。向こう側の枝谷にも小さな落水がありました。対岸上部からも写したかったのですが、この附近は両岸とも
順層となっているので、登れませんでした。

　お助け紐を頼りに登り、先ほどの横道(木馬道)をトラバース、落ち口に降ります。斜瀑の落ち口は、そのまま滑って行きそうで
とても怖いです。

　赤いナメを見下ろしながら林道を５０ｍ程歩くと、木目の滝が優雅に流れている。赤いナメをゆったりと流れ落ちている。滝下
に向かう。しかし、最後の場面で、土が無くなり濡れた岩の斜面となる。降りたら上がれないかも・・・ロープを出しました。

　愛媛の滑床渓谷、雪輪の滝を思い出します。木目・・・赤い岩、流紋、いずれから名付けられたか、優しい滝です。ずっと見て
いたい流れです。ロープを頼りに登り横に移動。横からもいい流れです。

　さらに上流側に移動すると、中間テラスに降りることが出来ました。色も模様も流れも、すべて一級品です。おまけに撮影場所
も多い。木目の滝を堪能しました。