１０：１０出発です。Ｔ氏に案内していただきました。１０：１９途中の距離標識。ここから小尾根沿いに登ることになります。
直進方向に進むと、「琵琶下の滝」に行けそうな雰囲気です（あくまで、想像です）。いくつかの滝が見えますが、取りあえず大
物を優先します。１０：３２、吊り橋通過。吊り橋から先は、少しだけ荒れています。

　１０：４０、琵琶滝の四阿に到着。四阿からは薄い踏み跡をたどり、途中のルンゼ付近から谷に下降、ゴーロ帯を滝に向かいます。

　先行した人が、ゴーロの隙間に見え隠れします。細かい段がありますが、大きく分けて２段の段瀑でしょうか。落差５０ｍとのこと
です。ゴーロの隙間を縫い、よじ登り乗り越え、滝直下で先行者に追いつきました。ヘルメットをかぶっています。沢登りのアベック
でした。ネットの写真によると、水量の多いときは、左側にも落水があるようです。それでも、充分満足でした。

　滝前で１０分ほど撮影して、四阿に引き返そうとすると、右岸に木製の登り橋が・・・。ゴーロを遡行せずとも滝前に来られるよう
です。このトラバース道は、元々四阿から続いていたと思われますが、途中のルンゼで崩落して、とても危険でした。さて、四阿にい
ると思ったＴ氏がいません。先行したと判断して先に進みます。ここからは、滝見道ではなく、踏み跡程度になります。滝落ち口手前
の祠横で休憩中のＴ氏に追いつきました。そこで１０分程休憩して落ち口に向かいます。落ち口は高度感いっぱいです。

　落ち口少し上流で渡渉して、対岸（左岸）の薄い踏み跡を進みます。中の滝が見えだすと、右側に小さな尾根が現れます。尾根の左
側には、小さな淵が・・・そちらからも行けますが、腰まで浸かる必要があります。小尾根を越える方が無難です。

　滝前は、琵琶の滝と違い、ゴーロではなく明るい岩盤です。山有り谷有りの岩盤を進みつつ撮影です。先行したアベックを無断撮影
です。アベックはさらに上流を目指すようです。１２：１０、彼らのいた岩場にザックを降ろして、撮影を続けます。

　最初は岩盤の右側を登ります。結構フリクションの効く岩で、気持ちよく登れます。

　登るにつれて、下方向の景観が楽しくなります。なかなかの高度感です。

　時間は１２時を回っています。お腹が空いてきました。下に降りて、おにぎりとパンを食べます。

　食事後は、左側から登ります。中間の横クラックまで行けそうです。

　横クラック部分。本日の最高地点です。まだ進めそうですが、頭から水をかぶるのは勘弁です。

　１２：４５、名残惜しいけど、滝前を出発です。
　帰りは、右岸を下ります。かろうじて判別できる程度の踏み跡です。所々に巻きテープがありま
す。祠の上までトラバース。あとは、祠下流の谷を目指して斜面を突っ切ります。今は、ほとんど
通る人がいないと思われます。

　琵琶下の滝（奈良の滝デジマンさんによる）です。