6:16出発。とても整備された遊歩道を進みます。6:40シオカラ橋吊り橋、対岸を少し登ると滝見尾根との分岐(6:46)です。分岐で小休憩。

　しっかりした踏み跡道をどんどん下ります。

　7:34観瀑台？到着。西ノ滝、中の滝を遠望できる。観瀑台からますます勾配がきつくなり膝や足首がきつい。

　谷直前で注意が必要。道なりに進むと目の間は崖に切れ落ち、道が消えています。とても危険です。ここで、無理をすると怪
我で済まない。少し手前の右側に枯れた立木があるので、そこを右(上流)側に曲がると安全に谷に降りられます。
　8:17、ようやく谷に到着。目の前には、西ノ滝が見える。右にはシオカラ谷、右斜め前方には中の滝がかすかに見えている。
ここで、沢装備に替える。スパイク地下足袋で通すつもりだったが、巨岩帯にびびって、沢靴「忍者」を選択。「忍者」、非常
に優秀でした。巨岩帯はもちろん、巻き道やプチクライミングでも快適でした。
　8:48、近くにバッグをデポして、西ノ滝に向かう。

　ナゴヤ谷を遡行し、中の滝に向かう。２４５ｍの巨瀑です。下流からは、滝の下部しか見えない。クライマーはここを登るという。

東に向かう枝谷？を登ると、かすかに上部の滝も
見えてきた。

　谷を下りながら滝に近付く。

　１０時バッグデポ地に戻る。ここで私たち以外の人に出会う。西ノ滝を見て、今から中の滝に向かうとのこと、その後は彼に
出会わなかった。沢装備だったように思うが、滝見尾根を戻ったのかな・・・。さあ、巨岩地帯に突入です。午前中の東方向に
遡行します。逆光状態の写真ばかりです。谷はすごく立ってくる。

　巨岩の間にルートを探して進みます。こびとになった気分です。

　私にはここが最初の難関でした。ここを皮切りに数回、
同行者にスリングで引っ張り上げてもらいました。

　10:48小休憩・・・あとで確認すると、バランスの悪い巨岩の下での休憩だった。

　11:27千石滝。「千石滝」は、山と渓谷社の「秘瀑」という本に載っていた名前です。

　滝上は広いテラスとなっている。ここで昼食とする。千石�ｰにきらきら光るものが見える。クライミング用のボルトらしい。

　昼食後、テラスからの撮影を楽しむ。12:01出発。

　12:51高倉滝。３０分弱撮影を楽しむ。

　遡行記録では左岸巻きが多いようだが、上の連瀑帯も巻きそうなので、少し戻っての右岸巻きを選択。ドンピシャ、滝上に抜け
られました。

　さて、最後に爆弾が隠されていました。相棒さんの「この沢の核心は、東ノ滝の巻きらしい・・・」の言葉に驚く。前衛滝
左岸の岩場を登ることになる・・・。相棒がザイルを引いて登ってくれる。

　ザイルを固定した立木の上には、垂直の壁が立っている。ハーネスにザイルをつないぎ、取りあえずそこを目指して登ります。
結果としてザイルに頼ること無しに登れたのですが、その先のルート取りを間違いました。左の岩場に向い、相棒はどうにか登
れたのですが、私にはとても無理・・・挑戦はしたんですよ。あきらめて、壁を反対側(右側)に移動すると、踏み跡があり、楽
に登ることが出来ました。もう少し、ルートを見極めれば楽だったのに・・・反省です。
　壁の上で、ザイル等を収納し、東ノ滝上に戻ります。滝上からは、この日、初めての天国のナメ・・・ゴーロはいやだ・・・。

ｃａｈｃａｐさんへ

　私には登れないいくつかの小滝もあり、ｃａｈｃａｐさんがいなければ、滝見尾根を戻ったことでしょう。
東ノ滝横の登り切れなかった岩場は、私の力量を遙かに超えていました。別ルートがあって良かったです。
　私一人では、行こうとも思わなかった場所です。特に東ノ滝は到達すらできなかったでしょう。へろへろ
滝屋をお誘いいただき、本当にありがとうございました。また遊んでください。