橋上から岩屋谷を望む。この上流にはあこがれの岩屋谷の雌雄滝があります。私の体力と技術では、かなわぬ夢かな・・・。　
　橋の向こう側で岩屋谷方面と白川又川方面の分岐があり、白川又川方面入口の簡易バリヤーがずれていた。快適に１．３ｋｍを
進むとゲート到着。数台の車が駐車していた。ここまでは車で入れるようです。だから簡易バリヤーがずれていたのか。

　ゲートはとてもしっかりしていて、自転車の乗り越えに苦労する。ここからは基本的にだらだらとした登りが続く。最初は、自
転車で頑張ったが、すぐにギブアップ。ふくらはぎがとても痛い・・・歩くのとは使う筋肉が違うようだ。ほとんど自転車を押し
て歩くことになる。自転車に乗らなかったもう一つの理由もあるのだが、それはブログにでも書くことにしよう。帰りの快適さを
期待して、ひ〜こら・・・。

　林道は、舗装路面で大きな落石はないが、細かい石が落ちている。むき出しの岩が怖い。落石でもあれば・・・。どんどん高度
を上げていく。谷底に発電のためと思取水設備が見えている。メンテナンスはどうしてるのだろう。降り口は気付かなかった。
　川の対岸には多くの懸垂滝が落ちている。私のカメラでは撮りようがない。12:14 綺麗な滝前に到着。

　くねくねとした楽しい滝です。後述の連瀑帯を除いたら、この日一番のお気に入りかな。昼食です。塩焼きそばとパンです。　

　左カーブを曲がると谷底から凄い水音が・・・大黒構谷(読み方不明)の連瀑帯です。壷、滝、壷、滝、・・・すごい景観です。
白い滝と青い壷が交互につながっています。ここだけで４つの滝を確認出来ました。すべて１０ｍ程の落差です。その間には数ｍ
の小滝も見られます。滝屋には危険な場所です。滝壺への誘惑オーラがいっぱいです。。もちろん確認しました・・・。私には無
理です。沢屋さんは遡行するんでしょうか。複数人でザイルと登攀器具、何より技術が必要です。タケコプターが欲しい。

　最上段の上から少しだけ降りてみました。一人では、これで精一杯です。
　塩の谷に思わせぶりな岩が・・・回り込むと滝が落ちていました。

　塩ノ谷の少し上流でママチャリが？？？。よく見ると電動アシスト自転車でした。谷に、２人の男性がいました。釣り人かな？
しかし、よくゲートを越すことが出来たと思います。それに自転車は１台だったので、２人乗りかな。？？？な自転車でした。
　駐車場所から２時間３５分、ようやく、大黒構谷の橋まで到着できました。もう、充分です。橋上流に落ちる滝をラストとして
引き返します。

　帰りは、ほとんどが下りです。ようやく自転車の出番です。落石や細かい石、舗装がはげたところがあるので、慎重に下りま
す。途中で寒くなり、ヤッケを着込みました。快適なはずですが、とある事情で、結構きつかったです。ゲートから歩行時間で
２時間弱かかった距離を、２４分で下れました。

　おまけです。ゲートの下流でカーブを曲がると路上に黒い物体が・・・。まさか熊・・？　猪でした。４尺はありそうです。
こちらを見ています。彼(彼女？)も自動車や人だったらもっと早く気付くのでしょうが、音もせずかなりの速度で近付く自転車
は初体験でしょう。猪突猛進されたら無事にはすみません。幸い下流側に向けて走り出しました。すぐに山側の小さなナメ状の
枝谷を駈けのぼります。そのまま逃げてねと願ったのですが、ずり落ちて再登場、そのまま川側にダイビング、川を覗き込むと
ダムでうまった広い河原を駆けて対岸の山に入りました。緊張とどことなくユーモアを感じた出来事でした。