６時５６分出発。往路は、道無きルートを進みます。バリエーションルートというか・・・突撃ルートと名付けます。
まずは、ルンゼを下ります。７時９分、狸谷に合流。

　這い上った小尾根から先は、とても危険なトラバースです。行きつ戻りつしながら進みますが、イメージとしては下るのではなく
登ること・・・。お助け紐を出したり、今回一番恐かった場所です。写真は・・・撮る余裕がありませんでした。８時８分、小木森
滝中段テラスに到着。すごい空間です。上段だけで落差８０ｍ以上、下段は把握できませんが、地形図や遠望写真から、全体で１２
０ｍを超えると思います。
　沢屋さんは谷を遡行し、突撃屋さんは突撃ルートを、滝屋さんは仕事道ルート(復路に使いました。)をお勧めします。観光客は林
道からの遠望でお帰り下さい・・・そこまで来ることが出来たら・・・。

　中段の滝テラスを突き抜けると、右岸側のルンゼ(枝谷)に降りることが出来ます。右岸からの枝谷に小木森滝の中段が落ちている
そんなイメージです。

　この二条の滝を下段と紹介している情報もありますが、遠望写真や地形図から、まだ下段があるだろうと想像しています。遡行された
方情報をお願いします。

　テラスに戻ってまた撮影・・・止まりません。時間の経過とともに、虹の位置が低くなりました。

　９時３２分、８０分程楽しんで、テラスを離れます。リボンとトラテープに導かれてトラバース道を戻ります。やがて、小尾根を
登ると落ち口方向への横道があります。滝右側の壁を巻いていくイメージですね。落ち口手前からはＯ君の訓練です。購入したばか
りのハーネスとエイト環での懸垂下降です。１０時２０分滝上に到着。

　Ｏ君は、持ってきた沢靴に履き替えたけど、落ち口の上には行かなかったです。それが正解です。２８歳、もう人生も終盤にさしか
かった私たちとは違います。１０時４５分、上流に向かいます。１０分で仕事道との分岐点。ここからは小木森谷左岸の仕事道を、大
滝に向かいます。この仕事道は、木材搬出用のトロッコ道または木馬道だったと思われます。１１時９分左岸枝谷の無名滝。

　仕事道は大滝より相当高い位置で途絶えます。そこからは、ロープを出しての懸垂下降・・・安全第一です。１１時３１分、大滝到
着。ロープを出せば時間がかかります。すり鉢状の広い釜を持っています。撮影ポイントは、そんなに多くない。

　昼食をとって、１２時２１分、出発。

　分岐点１２時５０分、１３時２分林道到着。小休憩の後１３時１６分に駐車場所に到着しました。
水平歩行距離４．２ｋｍ、標高差３４０ｍ、所要時間６時間２０分でした。