駐車場所で準備をしていると車の音が、それも上流から・・・タクシーが土埃を巻き上げながら降りてきました。こんな道にタク
シーが入って来ることにとても驚きました。先に何があるか調べてみると、夏沢鉱泉、オーレン小屋があるようです。タクシー、行
ってくれるんですね。
　熊鈴と熊スプレーも忘れずに。ここではミニスピーカー(音源はウォークマン)も携帯しましたが、音量が小さすぎる。
　9:33滝見道入口を出発。よく整備されています。9:35最初の橋。

　赤土のようなナメのあと、9:39、9:41と橋が続く。9:45の小滝の上にナメを期待して登って見るが凡流が続く。強引に滝見道に復
帰。9:52一の滝の梯子が見えてきた。

　一の滝、取りあえずありました・・・。これがメインの滝なら来ないだろう。滝上の左岸で小さな木が揺れている。黒い影も見え
る。思わず腰の熊スプレーに手がかかる。よく判らなかったが若葉を食べていたようなのでカモシカだろう。

　一の滝上はナメが続いている。岩が近くの横谷峡に似ている気がする。滝見道はいったん谷から離れる。　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

　10:06 二の滝が見えてくる。少し下流から谷にずり降りる。撮影後、左岸の枝谷を登って二の滝を巻くと、急に険しさが増してく
る。本滝の近さを感じます。地形的にはそのまま左岸を進みたくなるが、橋(10:13 )を渡り右岸を登る。

　小尾根を越えると本滝、醤油樽の滝が見える。そこから見る分には、綺麗で優しげな斜瀑だ。噂のアルミ梯子を下りると、下流側
には前衛滝が落ちている。この前衛滝の直登は私には無理です。

　本滝の右岸には、被さるように岩壁がある。燕の巣もあるようだ・・・岩燕？　滝壺に進み、上を見上げると、この滝の最大の魅
力である、洞窟で見上げたような姿が見られる。

　醤油樽と云うより醤油瓶の中から見上げたようだ。