秋田県鹿角市　　　　　夜明島渓谷

施設名 所在地とマピオンリンク 評価 撮影日 撮影カメラ 靴
夜明島渓谷 秋田県鹿角市八幡平 AA 2024/09/30 Tough TG-6
GoPro　Mini4Pro		 ｻﾜｰｸﾗｲﾏｰ

　いよいよ今回の東北遠征のメインです。災害により数年間行けずに、半分以上諦めていた滝です。ＮＯＲＩさんが渓人「流」（たにびとみずゆき）さんの記事を見つけていただき、その後鹿角市でも林道情報を確認して決行することが出来ました。今回は案内していただけるリーダーのＮＯＲＩさんの判断で以下の条件が提示されました。１）とにかく茶釜まで進んで、戻りながら途中の滝を愛でる。２）泊滝落口の水量が多くて渡渉できないようであれば中止。３）正午までに茶釜に到着できないと判断したら引き返す、の三つの条件が提示されました。３）の条件のために頑張って歩きました。滝写真と名称が一致していない可能性もあります。情報が入り組んでいて、正解が分からないです。

　鹿角八幡平ＩＣ交差点からＲ２８２を南下。８５０ｍで右折、６００ｍで左折し県道１９１号線に入る。３．６kmで右（必ずここで曲がること、ナビが誘導する可能性のあるルートのこの橋は通行止でした）、１８０ｍで左、あとは夜明島川沿いの林道を１５km走ると駐車場所です。以前はもっと先まで行けたようですが・・・。
同行者：ＮＯＲＩさん、Ｔａｔｓｕさん。ルート図です。
　7:13出発。最初は廃林道を歩く。徐々に藪がひどくなる。7:24旧駐車場到着。ブルーシートで隠されているのは夜明島渓谷の案内板（ネットで見つけた画像です）だと思われます。滝見道の管理が打ち切られたので隠されたのでしょう。
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　ここからはますます藪が深くなりますが、やがて川に降ります。7:35端正な直瀑が見えてくる。泊滝です。泊滝のずっと手前から左岸の巻き道に入ります。巻き途中に少し撮影しました。巻き道は足がかりの無い岩盤のトラバースです。短いけれどロープ（だったと思います。）だけを頼りのトラバースもあります。初っ端だしここが一番怖かったです。ロープが無ければ突破は私には無理だと思います。
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　泊滝落口を見下ろします。対岸に見えるのは上流へ向かうための梯子です。ここは泊滝落口の両岸に梯子が設置されています。梯子はまだしっかりしていると感じました。どちらにしろこれを頼りに登り降りするしかありません。対岸を登ったら、川岸に設置されたロープを頼りに上流へ。ＮＯＲＩさんが立っているのは畚滝上流だと思います。
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　見下ろし写真が畚滝かな？　8:03大岩の横をすり抜けます。8:05夫婦滝を横目に左岸の巻き道へ。
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　8:16虎の尾の滝。干支の滝を探すときに虎にも苦労したけど、ここに居ました。8:19から小休憩。この付近は凡流が続きます。8:37古い崩壊跡。8:43大きな倒木が見えてくる。２０２１年１０月にＮＯＲＩさん達が訪れたときにも記憶が残った倒木とのことです。
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　8:52胎内くぐりと隠れ滝。
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　隠れ滝の上流はナメ滝と巨岩となっていた。9:03白布の滝。
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　9:07無名滝。9:09白いサルノコシカケ。ＮＯＲＩさんが腰掛けても壊れなかった。9:12新しい崩壊地。２０２１年の時には記憶が無いとのことです。9:12無名滝。凡流から連瀑帯へと移行したようです。
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　次々と小滝が現れます。
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　設置されたロープ（一部傷んだ物もありました）や鎖、岩に打ち込まれた丸カンを手がかり足がかりに突破します。
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　これらの滝には名前があるのか無いのか・・・。
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　9:31ひときわ大きな嵓が見えてきた。この嵓は白雲の滝に続く左又の谷にあります。9:32出合。茶釜の滝は右又に落ちています。9:37茶釜の最下段の滝が見えてきました。ここまで２時間３０分足らずで到着しました。早足で駆け抜けた感じですね。
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　茶釜の滝は多段滝です。最下段が『茶釜』、中間部が『銀線』、最上段が『雲上』と名称が付いているようです。
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　ドローンで確認すると中間部分には小滝が連続しているので、どれが『銀線』かは不明です。もしかしたら中間部全てが『銀線』なのかな・・・？
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　ドローンを戻しながら最下段と二段目を撮影。その後、少し腹ごしらえ。
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　そして雲上の滝に向かい、梯子を登ります。所々曲がっていますが、信用するしかありません。上部の傾斜の緩い梯子がこわかったです。そう云えば、双門大滝に向かう途中の水平梯子もこわかったなぁ・・・。登り切った場所は細い枝尾根です。おしりがくすぐったいです。
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　枝尾根まで登って、ドローンを雲上の滝まで飛ばせていないことに気づきました。枝尾根からは同じような写真しか撮れません。さらっと撮影して戻ることにします。若い二人はまだがんばるようです。私が先頭になっていたので、こわごわ入れ替わりました。下段の前まで戻って再度ドローンを飛ばしました。
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動画です。
ドローン動画です。
　若い二人はなかなか降りてきません。前回もＮＯＲＩさんは滝壺に降りたらしいので、今回も降りるのだろうなと、腹ごしらえをしつつ、ゆっくりと休憩しました。私は降りたら登る自信がありません。１時間弱のんびりすると、まずＮＯＲＩさんが降りてきました。少し遅れてＴａｔｓｕさん。その時気づいたのですが、その場所からも最上段の雲上の滝がかすかに見えました。
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　11:38滝前を離れます。出合から白雲の滝までの間にもきれいな無名滝があります。11:52白雲の滝。前衛滝を従えた開放的な滝です。達成感は険しい茶釜ですが、白雲のほうが撮影とかの楽しさが大きいと感じました。
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　まずドローンを飛ばします。茶釜ではドローンが肉眼で見えない場所まで飛ばなければならなかったけど、ここは目視できるので嬉しいです。
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ドローン動画です。
　ドローンを回収している間に、ＮＯＲＩさんが中段にアタックしていた。下段の流木ですが、２０２１年の段階では１本だったようですが、落水に近い方の流木が追加されたようです。
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　私も中段に向かいます。ＮＯＲＩさんのようなショートカットはおっかないので、左の草付きをよじ登りました。Ｔａｔｓｕさんも続きます。
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　ＮＯＲＩさんが私たちの写真を撮ってくれました。
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動画です。
　12:25滝前を離れます。これからは往路で駆け抜けてきた滝達を愛でながら戻ることになります。出合上流の無名滝２本。
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　12:44出合を通過。12:57、12:59、13:02、13:08と無名滝が続く。
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　13:12白布の滝。せっかくなので、上流にあるという無名滝にも向かう。結構離れている。なかなか荒れているので直下まで行くことは諦めた。
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　白布の落口を撮影。13:30出発。13:35違和感のあるものが見える。『何か居る』・・・入道が顔を出していた。
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　13:38隠れ滝から胎内くぐり。３０分ほどの凡流区間をこなし、14:11虎の尾の滝。
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　虎の尾の滝、小さな滝ですが趣があります。14:15出発。14:19薮の隙間に見えるのは禊の滝？
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　14:25夫婦滝。撮影の楽しい滝です。
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　裏見に近い場所まで行けます。
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動画です。
　レース越しの姿も撮影していただきました。14:38夫婦滝を離れます。
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　14:42畚滝落口。落差は小さいけど優雅な滝です。回り込んで14:50滝前。
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　少し腰折れの二段滝、滝壺も含めて別嬪さんです。14:55畚滝を離れます。
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　15:02泊滝上段？落口。梯子を下って、15:10滝上段？。反対側の梯子を登って、泊滝を巻き降ります。ねじれた梯子を下りて、15:26滝前。
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　最下流の滝（案内板にはまだ下流に千丈幕の滝という文字があったが、あるのかな？）、しかも本流の滝、水量豊富に広い滝壺に落水が打ち込まれています。
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　水しぶきと滝風、夕方になり寒いくらいです。左岸の丸くえぐれた岩が見事でした。動画でご確認下さい。
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動画です。
　残りは危険箇所も無く下るだけ、ようやく記念写真を撮ることが出来ました。15:48出発。最後の写真は、巻き降りてきて使った梯子です。ねじれているので途中から反対面に移動しなければならなかったけど、問題なく降りることが出来ました。
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　16:10旧駐車場、16:20に車に戻ることが出来ました。数年来の想いがかないました。自分の息子よりも若い二人が、介護引率していただき、夢が叶いました。本当にありがとうございます。これからも見捨てずにおつきあい下さい。